姿勢科学理論とは
姿勢科学とは姿勢を科学的、バイオメカニクスや生体工学の観点から明らかにしたもので、“生体力学の観点から人体の姿勢バランスと筋骨格系の機能的変化の相関関係について研究を行う分野”です
“姿勢”は、我々の生活に深く根付いています。姿勢を良くすることで“健康”につながります。健康とは、病気や病弱の状態のことだけではなく、心(内面)も体も活力に満ちた状態のことをいい、姿勢を良くすることで、見た目も若々しくみえます。
では、良い姿勢とはなにか・・・?
猫背でもなく、腰が曲がっているのも良い姿勢ではない・・・。
良い姿勢とは、頸椎・胸椎・腰椎のS字カーブがある姿勢です。
人間の体は免震構造に似ており、倒れそうになるともどる力がはたらきます。この一連の行為は、脳がプログラミングをしているためです。しかし、姿勢も同じように、もとに戻ろうとしますが、仕事などで同じ姿勢が続き、生活習慣の中でも癖がついていると、もどせなくなり結果、悪い姿勢になります。
姿勢は、骨・筋肉・神経の3つの構造でできています。
骨は『支えて守る』・筋肉は『動かして温める』・神経は『感じて命令する』の役割があります。
悪い姿勢になると、骨だけでなく、筋肉・神経にも支障がでます。神経が悪くなると痛みやしびれ、冷えが起こり筋肉を温める力も弱くなります。
骨は幾つもの骨が重なってできています。
例えば、前屈をした時に全然前に倒れなかったのが、ちょっとしたことをやることで、前に倒れるようになります。このように、人間の体は解剖学や生理学で証明されているのです。